令和二年 東教会長のことば(5月5日号)

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    令和二年 東教会長の

     

    ことば(5月5日号)

     

    大阪教会のみなさま (*^^*)

     

    “ごきげんよう”

     

     暦の上ではもう立夏。新型コロナウイルスの感染拡大を避けるためにと、3月5日の創立記念日にも参拝を控えていただいて2カ月が経過しようとしています。直接、お顔を合わさなくなってから、そんなに時間が経ったのかと驚いています。

     

     一方、緊急事態宣言が大阪に発令されて1カ月、延長されるニュースも流れています。長期化の様相を呈しています。大阪教会は現態勢を6月15日までお願いをしておりますが、不安とストレスが続く日々、改めて信仰者としての心がけを確認させていただきましょう。

     

     会長先生は、「法華経を学ぶことで感謝に目覚め」「仏の教えを学ぶ私たちは、いつでも『満足できる幸せ』のただなかにいる」ことをより深く確認しようと呼びかけて下さり、本年ご揮毫の『尋常…つね日ごろをたずねて』を正念において、自らと共に人さまの身心の安否を尋ねての信行を励みましょうと、私たちの健康・安全を一番念じて下さっています。

     

     今月のご法話(5月1日に掲載)で、会長先生から、はっと我に返るような、強くて優しい言葉を投げかけて下さいました。「悠々として、心安らかに」です。

     

     題を伺うだけで<日頃のご健康にご注意いただいて、元気溌剌に信仰即生活をお送りいただけますよう祈念していますよ>とご心配下さるお気持ちが伝わってきます。どうぞいま一度、信仰者として今を生きていることを再確認して、自分にできることやその時間を大切にしていきたいと思います。

     

     ご法話で“妙好人”という幸徳の信仰人をご紹介くださったのは、そのためではないかと思います。今月は、“信仰人”をテーマに深めて参りたいと思います。引き続き細心の注意を払ってお元気にお過ごしください。合わせて、犠牲となられた方への追悼と、罹患されている方のご快癒を心から祈念させていただきたいと思います。

     

     今月もご一緒に精進して参りましょう。よろしくお願い申し上げます。合掌

     

    ※5月1日、教団を代表して國富理事長が「会員の皆さまへ」と題してご挨拶されました。(文書形式)

    https://www.kosei-kai.or.jp/covid19/%e4%bc%9a%e5%93%a1%e3%81%ae%e7%9a%86%e3%81%95%e3%81%be%e3%81%b8/

     

     


    令和二年5月 会長先生法話

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      会長法話    

       

      悠々として、心安らかに

       

              庭野日鑛 立正佼成会会長

       

      妙 好 人・石 見 の 善 太 郎

       

       現在の島根県浜田市に、近重善太郎という妙好人がいました。江戸時代の、終わり近くのことです。

       

       妙好人というのは、白蓮華にたとえられるほど清らかな人柄の、信心深い念仏者のことです。若いころは素行が悪く、村人から「毛虫の悪太郎」と呼ばれていたその人が、やがて阿弥陀さまの信仰に目ざめ、多くの人から「石見の善太郎さん」と敬愛されるようになったのです。

       

       ある日、その善太郎を信仰仲間が訪ねてきました。本山参りの際に一泊させてくれた同朋で、善太郎は笑顔で迎えますが、その人はいきなり善太郎をどろぼう呼ばわりして、激しく罵ります。着物を盗んで持ち去ったというのです。

       

       すると善太郎は、身に覚えがないにもかかわらず、「それは悪うございました」と丁重に詫びて、着物の代金を渡したうえ、「何もありませんが、せめて草餅をおうちの人に」と、仏壇に供えた草餅を包んで土産にもたせました。

       

       信仰仲間が家に帰って、みんなで草餅を食べようとしたときです。その家で働く娘が、なぜかうつむいたまま、手にもとりません。「どうして食べないのか」。主人がそう尋ねると、娘は「善太郎さんが盗ったと話しましたが、あの着物を盗んだのは私です」と、罪を打ち明けたのです。

       

       さて、もしみなさんが善太郎さんと同じ立場におかれたら、この事態をどのように受けとめ、対処するでしょうか。

       

      楽 し く 仏 道 を 歩 む

       

       この話のように、やみくもに人を非難したり、人の話も聞かずに自己主張したりする人には、できれば会いたくありません。まして、どろぼう扱いされたりすれば、冷静に受けとめられないのがふつうです。

       

       その意味でも、善太郎さんの対応には感心するばかりですが、では、どうして何も釈明しないまま、善太郎さんは事態を受け入れることができたのでしょう。

       

       私は、「阿弥陀さまにすべてをおまかせしている」という、善太郎さんの絶対的な「信」によるものではないかと思います。「やましいことは何もない。仏さまはすべてご照覧なのだ」。そうした、悠々として安らかな気持ちがあればこそ、あのように受けとめることができたのでしょう。

       

       「いう人もいわれる我ももろともに 同じ蓮の台なるらん」という道歌がありますが、仏の前ではすべての人が平等ですから、その場で身の正しさを申し立て、相手をやりこめるのはつまらないこと、と考えたのかもしれません。

       

       法華経の「勧持品」に「我身命を愛せず 但無上道を惜む」という言葉があります。信仰者の強い意志を示す一節ですが、この言葉は、命さえ惜しくないという意味だけではないと思います。いま、この地球に生まれて生きている奇跡に気がつけば、「自分さえよければいい」と自己に執着している場合ではない、生かし生かされあう縁に感謝することが大事なのだ、という意味にも受けとれます。

       

       「但無上道を惜む」は、そのような感謝に目ざめたら、一人でも多くの人と感謝の気持ちを共有しよう、ということではないでしょうか。法華経の教えによって感謝に目ざめた私たちであれば、その教えを人に伝え、生きる喜びと感謝をともどもに味わおうと、一歩を踏みだすことです。

       

       ただ、それは相手を変えようとか、説き伏せようとするものではないと思います。喜びをもって仏の教えを実践し、人びとと心楽しくふれあうなかで、いま命あることの有り難さに目ざめてくれる人がいれば、それでいいのです。

       

       先の善太郎さんの話は、「草餅説法」といいます。娘さんの心を解かした妙好人のあたたかさに、悠々として、心安らかに生きる信仰者の神髄を見る思いがします。

       

      ※「佼成」5月号 会長先生のご法話は、こちらで視聴できます。

       

      電子版

      https://www.kosei-kai.or.jp/kaichohowa/202005/#target/page_no=1

       

      朗読版

      https://www.kosei-kai.or.jp/kaichohowa/podcast/rodoku202005.mp3

       


      令和二年5月 大阪教会主要行事

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        令和二年5月 大阪教会主要行事

         

        ※新型コロナウイルス対応について

        基本的に多くの方々が集まる活動を避けることになります。

         

        〇ご命日:5/15/4、5/10、5/15

             集会日とせず、休館日扱い

         

        〇その他の日も、休館日扱いとなります。

        〇教会での教育は中止となります。


        令和二年 東教会長のことば(4月25日号)

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          令和二年 東教会長のことば(4月25日号)

           

          大阪教会のみなさま (*^^*)“ごきげんよう”

           

           お彼岸から一カ月が経ちました。

          私のいつもは戒名室で、皆さまのご先祖さまを奏上することから始まります。 ♪♪…会員各家先祖代々諸精霊、本日ここに法要営むところの諸精霊…♪♪

           

           お預かりしたお戒名は、美しい文箱に丁重に入れられて御宝前に並べられています。とても荘厳です。たっぷり法華三部経のご供養を申し上げて、お戒名を前に皆さまお一人おひとりのご健康を祈願しますと、不思議と笑顔のお姿が浮かんできます。

          元気でやってますよ」と、ご先祖さまが皆々様の安否をお届けくださるようで、とても有り難い気持ちになります。

           

           外出がままならない中、お互いに心配なのは離れて暮らす家族や顔を合わせられないサンガの安否です。会えないと思うだけで、不安やストレスが募って体調までおかしくなります。

           

           でも大丈夫。そんなストレスをなくして、元気にしてくれる源が、体内に備わっています。それが、脳内ホルモンの“オキシトシン”、別名“ハッピーホルモン”です。痛みや不安、ストレスを和らげるだけではなく、持病の改善にも効果があります。では、どうすればオキシトシンがMAXになるのでしょうか。

           

           まず、親しい人と触れ合う、さらには親しい人の声を聞くだけもいいそうです。とくに電話でのお話しが高得点で、“人を孤立させない”効用までついてきます。性別や年齢に関係なく、循環器・血圧・認知機能に関わる病気のリスクを、双方ともに低減してくれるそうです。直接会うことができない今こそ、電話をかけてみてはいかがですか?

           

           降誕会の一カ月をともに過ごして参りました。

          諸仏に護念され、ご先祖に見守られている、有り難い“いま、私”を見つけることができました。まだ安心できる日々ではありませんが、ハッピーホルモンを発揮していきましょう。 合掌

           

          ※次回51日は、「佼成」5月号の『ご法話』を全文掲載してご紹介します。


          令和二年 東教会長のことば(4月20日号)

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            令和二年 東教会長のことば(4月20日号)

             

            大阪教会のみなさま (*^^*)“ごきげんよう”

                  

             16日夕、突然、全国に緊急事態宣言(5月6日まで)が発令されました。三密と呼ばれる状態を避け、人との接触を8割減らすという国民的な要請が、政府をはじめ最前線の医療者から出ています。私たちもしっかり守りたいと思います。

                   

             この日、本部の所在地である東京都杉並の区長から発表がありました。「地域医療の崩壊を食い止めたい」という行政の依頼を受けて、佼成病院が基幹病院のひとつに指定され、感染疑いのある方を受け入れる「発熱外来センター」(仮称)を開始するということでした。

            https://www.city.suginami.tokyo.jp/greetings/message/1059627.html

             

             昨月、国内感染の初期段階に偶々診療に訪れた高齢のご夫妻が、感染者であることが判明。病院として大変厳しい対応に迫られましたが、その後は感染を抑え込んで真摯な医療活動を展開。今後は感染対策に関わる地域医療の旗艦として活躍されます。本会が支える附属の病院であり、私たち自身の社会貢献と言えます。しっかりと応援したいと思います。

             

             また、本部職員有志から連絡がありました。“今、世の中にできること”としてマスクを手づくりしようと立ち上がっています。各自がマスクをつくり、手紙を添えてポストに入れるなどして喜んでいただいています、というものでした。大阪教会では、すでに実践されている方が多くいらっしゃいますが、彼らの型紙と作り方を教えてもらいましたので、下記を参考にしてみて下さい。なかなか入手できなくて困っているあの方に、気になるあの方へ、まごころの輪が広がればと思います。これも社会貢献です。

             

             

            ・布マスクの作り方(プリーツ入り)

             

             

             

            ・布マスクの型紙

             

            ※上記の布マスク作成の詳細については、こちらのURLをクリックしてください

             (https://www.cotoro.net/archives/pleats_mask.html

             

             

             先日あった、金曜日の正午に医療・介護関係者へ“感謝の拍手”を送る“Friday Ovation”なども、今回の感染拡大という厳しい現実を前に、私たちは大切なものを思い出し、実践しようとしています。“外出自粛”を守りながら、菩薩行を実践していきましょう。 合 掌

             


            令和二年 東教会長のことば(4月15日号)

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              令和二年 東教会長のことば(4月15日号)

               

              大阪教会のみなさま (*^^*)“ごきげんよう”

               

               緊急事態宣言が出て一週間が経ち、外出を控える生活が続いています。不安やストレスをためないような“おうち時間”の工夫がネットにも溢れています。

              そんな中、ニュースを見て、胸熱くなりました。

               

               10日金曜日正午、感染のリスクと背中合わせで治療や感染防止に休むことなく働く医療・介護関係者に、“感謝の拍手”を送る人々の姿を見たからでした。“Friday Ovation”と名付けられる運動ですが、参加した人々は「いま何をすべきか」を自覚したと言います。

               

              https://www.city.fukuoka.lg.jp/shicho/kikaku/shisei/fridayovation.html

               

               私たちの行動も同じです。平安を祈るご供養に合わせて“祈りの言葉”を声に出して読んでみましょう。自分の言葉のように読み上げてみると、どんな気持ちになられますか。

               

              私たちの国が恐れに支配されている時、

               

              暗闇の中で光る燈(ともしび)のように、

               

              明るい笑顔でいることができますように。

               

              自分の心が不安に占領されそうな時にこそ、

               

              あたたかい言葉がかけられる私でありますように。

               

               私も身体の奥の方で、何か動きだすものを感じました。

               

               あるお父さんは、さっそく「佼成新聞デジタル」から“祈りの言葉”を印刷、配布下さいました。なかには、苦難の中で孤独を感じる人を助けたいという方もおられます。皆さんと時間を決めて読みたいわぁと地区でポスティング下さった主任さん。じっとしておられませんとお友達に一緒にやろうと、若いママさんがLINEで声をかけて下さいました。お母さんが、家族揃ってやってみようかしらと話して下さいました。

               

               平和な時には気づきませんが、私たちは色々なものに守ってもらって生きています。医療でも福祉でも、学校でも…。しかし、いま、自分や家族を守ることすらままならない瀬戸際。自分と同じかそれ以上に、人を守らなくてはならない。“自分”や“自国”という垣根を超えた見方や考え方も求められてきます。本当に他の人への慈しみと変化する環境を受け容れる柔らかい心を持ち合わせなくてはならないのです。

               

               でも大丈夫です。私たちは、そういう修行をしてきました。そして、このまま実践すればいいよと「佼成」4月号のご法話で「偏った見方から大きな見方へと心を切り替える」スイッチを教わり、「信仰をもつ世界の友人とともに」祈るという行動を教わりました。

               

              その通りに、迷わずに、習って歩んでいきましょう。 合 掌

               

              ※上記アンダーラインの「佼成」4月号のご法話は、大阪教会公式ホームページ上にリンク出来ます。

              「信仰をもつ世界の友人とともに」祈るは、佼成新聞デジタル上にリンク出来ます。

               


              令和二年 東教会長のことば(4月10日号)

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                令和二年 東教会長のことば(4月10日号)

                 

                大阪教会のみなさま (*^^*)“ごきげんよう”

                 

                 降誕会を彩る、華やかな花御堂をご覧いただけたでしょうか。

                「今年は拝見できないと思っていたので嬉しい」「心が温かくなりました」「見られない方に印刷して配りました」とお声を寄せて下さいました。ありがとうございました。

                 

                 ご自宅で、讃嘆と感謝のご供養はされましたでしょうか。

                仏さまは、「衆生に仏の智慧を成就させる」という強い願いをもってこの世に出現されたと説話は伝えています。仏教徒として、その願いをいつも近くに感じる私たちでありたいと思います。

                 

                 ところで、降誕会と重なるように、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ目的で、緊急事態宣言が7都府県に対して発令されました。その対象地域に大阪府が入っています。

                 

                 これまで通り、細心の注意を払って健康を維持したいと思いますが、その一方で、世界人類が苦しむ今、私たち仏教徒として、亡くなられた方々のご冥福と共に、罹患されている方々のご快癒、そしてサンガの健康を切に祈らずにはおられません。

                 

                 41日、光勅‖絏馗垢論茲鵑犬董禀塋悗魎兇検⊆らの心に悩みや恐れや不安を感じる今だからこそ、より困難で厳しい状況にある人に寄り添っていけるように>と“祈りの言葉”をもって祈りを捧げられ、仏教徒としての意志を表して下さいました。

                 

                この度、当日の詳しい様子や映像が、「佼成新聞デジタル」に掲載されましたので、ご紹介します。                    (https://shimbun.kosei-shuppan.co.jp/news/39457/

                 

                 もうすでに“祈りの言葉”をご存知の方もおられると思いますが、私たち大阪教会会員は、ご家庭でこの深い祈りと決意をあらたにさせていただきたいと思います。毎日のご供養に合わせて “祈りの言葉”を声に出し、自らの言葉のように読み上げてみましょう。

                 

                 私自身が“あらゆる命に生かされている”という真理と感謝に目覚めるために、仏さまの願いである菩薩の心を起こすために。いかがでしょうか。

                 

                “祈りの言葉”を支部長さんのお手元に準備しています。

                 青年のみなさんもご参加ください。

                 

                そして、一人でも多くの方にお伝えいただきたいと思います。合掌

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                ※「祈りの言葉」のイメージ画像です。

                 詳しくは上記「佼成新聞デジタル」をご覧ください。
                 


                令和二年 東教会長のことば(8)

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                  東教会長のことば(8)

                   

                  大阪教会のみなさま (*^^*)“ごきげんよう”

                   

                   春四月、お釈迦さまのお誕生をお祝いする降誕会をお迎えいたします。現在、感染拡大を避けて、教会にお集まりになることを控えております。下の「誕生仏」をご覧になりながら、お釈迦さまのご降誕(ごうたん)に思いを馳せて灌仏をお願い致します。

                   

                   そして、どうぞお子様はじめご家族と共に、讃嘆と感謝の供養をさせていただきましょう。合わせて、罹患されている方のご快癒とサンガの皆々様のご健康を祈念させていただきたいと思います。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   さて、開祖さまは、かつてのご法話でお誕生をこんな風にご紹介くださいました。“ながい冬がようやく終わりを告げ、暖かい光りがさんさんと降りそそぐ春がやってまいりました。土は黒ずみ、草は萌え、鳥は歌い、虫たちも動きだしてきました。まことに天地万物が新しい躍動を開始するときであります。お釈迦さまもこの季節にお生まれになりました”。

                   

                   また、妙法蓮華経を通しては“お釈迦さまは、大変強い願いをもってこの世に出現された”と教えて下さって、願いが何かを方便品第二で説き明かしてくださいました。

                   

                   方便品の経文をそのまま引用してみます。

                   

                  「諸仏世尊は、衆生をして、仏知見を開かしめ、清浄なることを得せしめんと欲するが故に、世に出現したもう。衆生に仏知見を示さんと欲するが故に、世に出現したもう。衆生をして、仏知見を悟らしめんと欲するが故に、世に出現したもう。衆生をして、仏知見の道に入らしめんと欲するが故に、世に出現したもう」。

                   

                   開祖さまは、悩み苦しむ衆生を仏知見、すなわち真理に導き、目覚めてもらうこと―それがお釈迦さまの願いだと記されています。仏さまが、私自身にそのような願いをかけてくださっているとしたら…。いかがですか。三部経の方便品を読んでみてはいかがでしょう。

                   

                   いまの私たちは、感染拡大の終わりが見えない厳しい現実を過ごしています。会長先生は、「佼成」4月号<会長法話>で、仏さまからの願いをしっかり頂戴している私たちだから、それを信受して“菩薩の道”を実践していけばよいと語って下さっています。厳しい現実を“善智識”として、自分よりもより困っている方に寄り添い、思いを馳せていくことこそ大事ではないかと、まるで今を予期されていたかのようなご法話と感じました。

                   

                   降誕をお祝いするひと月、お互いさまにご法話を深く掘り下げながら、今だからこその精進をして参りたいと思います。今月もよろしくお願い申し上げます。 合 掌


                  令和二年4月 会長先生法話

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                    会長法話    

                     

                    偏った見方を越える

                     

                       庭野日鑛 立正佼成会会長

                     

                    「自 分 は 正 し い」と い う 偏 り

                     

                     ふつう私たちは、自分の考えや行動が間違っているとは思いません。人から「それは一方的な見方ですよ」と指摘されても、自分が、先入観や色眼鏡でものごとを見ているとは考えないものです。

                     

                     それでも、たとえば自分にいつもやさしくしてくれる人の言葉は素直に信じられても、批判的な人の声は端から否定するのではないでしょうか。自分の感情や都合を大事にするそういう見方や受けとり方を、私たちは多かれ少なかれしていると思います。これは、いうまでもなく自己中心の狭い見方です。この見方が高ずると「私の考えが正しい」「自分の判断は間違っていない」といったとらわれや偏見が強くなって、ものごとを正しく見る目がさらに曇ります。

                     

                     そこで、そういうものの見方を省みるとともに、自己中心に偏りがちな視野を大きく広げる動機づけともなる、法華経の一節をご紹介しましょう。

                     

                    「等正覚を成じて広く衆生を度すること、皆提婆達多が善知識に因るが故なり」(私が仏の悟りを得て人びとを救えるのは、すべて提婆達多という善き友のおかげです)「提婆達多品」の有名な言葉です。自分を敵視して殺そうとまでした提婆達多のことを、釈尊が感謝の思いをこめてサンガに伝える重要なくだりですが、これは私たちが、偏った見方から大きな見方へと心を切り替える、スイッチのような役割をもつ一節でもあると、私は受けとめています。

                     

                    仏 性 を ひ た す ら に 信 じ る

                     

                     深い闇の底にあった地平線が白みはじめるころ、明けの明星の輝きを受けて、釈尊は悟りを得たといわれます。そのとき釈尊のみ心は、おそらく明星輝く中天にまでのぼり、宇宙と一体となって、大いなる真理をつかまれたのです。

                     

                     それは、宇宙的視座でものごとを見たということかもしれませんし、明星の輝きが自他の仏性の輝きと重なったということかもしれません。いずれにしても、そのとき釈尊の目には、何もかもが美しく光り輝く仏性そのものという、この世の実相がありありと映ったのではないでしょうか。

                     

                     そして釈尊は、提婆達多からの非難や攻撃という厳しい現実に直面するなかでもまた、心を天にのぼらせて、広く大きな心で提婆達多と向きあったのだと思います。

                     

                     すると、その瞬間に「自分を害する悪い人」と見る自己中心の心が、スッと仏性を信ずる大きな心へと切り替わり、すべてに合掌・礼拝せずにはいられなかった――そういう心の切り替えをうながしてくれた提婆達多は、釈尊にとって「善知識」以外の何ものでもなかったといえるでしょう。

                     

                    「みんな仏性」という見方に立てば、偏った見方で人を傷つけたり、争ったりすることはありません。人を批判する前に、「そうか、あの人も仏性なのだ」と思い返すきっかけがあれば、偏った見方をして悩むこともないのです。

                     

                     ただ、誤解されやすいのですが、仏性を信じるというのは、相手のいいところを見ることではありません。相手を、まるごと仏性として拝むことです。すべての仏性をひたすらに信じるなかで、私たちは矛盾や葛藤とも向きあい、人として成長していくのだと思います。仏教思想家の毎田周一師は、「信じる」ことについて「世には自分が相手を疑っていて/相手が自分を信じないと/小言をいっている人がある」「自分が人を信ずることによって/相手を信じさせること――/これを信の大道という」といっています。

                     

                     よけいな先入観などをもっていなかった幼いころには戻れませんが、せめて花まつりの日に、釈尊降誕のお姿を彷彿させる誕生仏に接して、純真無垢な心をとり戻し、自他の仏性を深くかみしめることは大切でありましょう。

                     


                    『希望と連帯の諸宗教のひととき(祈り)』のご案内

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                    『希望と連帯の諸宗教のひととき(祈り)』

                     

                     のご案内

                     

                     新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により生活が変化する中で、世界宗教者平和会議(WCRP)では、『希望と連帯の諸宗教のひととき(祈り)』が開催されます。それに関係する世界の宗教指導者がネット上に集い、ともに祈りを捧げます。

                     

                     立正佼成会からは庭野次代会長が、仏教徒として参加されます。

                    その中で、<自分たちが不自由な想いや、大変な想いをしているときだからこそより厳しい状況にあり悩み苦しんでいる人のことを思い起こし、寄り添い、ともに行動しよう>と、大聖堂の聖壇から、世界に向けて祈りを捧げます。
                     

                     この祈りのひとときは、次代会長や庭野平和賞受賞者であるグナール・スタルセット名誉司教様(キリスト教)はじめ、様々な世界的宗教指導者12名ほどで行います。

                     

                     次代会長と同じ気持ちで、世界の宗教者の方々と一緒に心ひとつに祈りを捧げませんか?

                     


                    【日時】2020年4月1日 22:00〜23:00頃(日本時間)

                     ※次代会長の順番は、5番目を予定(変更の可能性あり)

                     

                    【目的】人類愛を分かち合い、健康を願い、私たちが慈悲をもって実践することを誓う

                     

                    【視聴方法】祈りの様子をご覧いただくことができます。

                     

                    ★事前登録をした人は登録したメールアドレスに届いているメールから「Click Here to Join」をクリックしご覧ください。

                    ★事前登録をしていない人や、登録をしたけど見られない人はこちらからご覧ください。

                    〈Youtube〉

                    https://www.youtube.com/channel/UCm0YGA2VACdAdTh9W3T55qA

                    祈りの時間が始まるまでは何も再生されません

                     



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