令和2年 東教会長のことば(10月5日号)
東教会長のことば 10月5日号
大阪教会のみなさま (*^^*)“ごきげんよう”
開祖さまご入寂の月を迎えました。
開祖さまは、諸宗教の方々から<仏さまの教えを素直に信じて、行じた方だ>とよく言われました。では、開祖さまの“信じる”とはどういうことだったのでしょうか。
「佼成」10月号で会長先生がご法話くださっています。引用させていただきますと、「開祖さまは『信仰は、ただやみくもに信ずるというのではなく、真理にめざめて信ずる』ことだと言っています。(中略)『真理(真実の道理)・仏法』を学んだら、それに照らしてものごとを見たり考えたりするという、『智慧』に根ざした生活を送ることが、『仏の教えを信じる』ことであり、『信仰』なのです」。
これは、まさに<信解する>ということだと感じます。
<佼成会の信仰は、真理を信じ、真理に即した生き方に目ざめること>とは、開祖さまがいつも使われた言葉です。<そのようになれば、世の中がどんなに変化しても動じず、慈悲の心で触れ合っていける人柄がはぐくまれるのだ>ともお話くださいました。
では、そうなるためには、どうすればいいのでしょうか。開祖さまの最晩年のご法話にこういう言葉が残っています。「持ちつ持たれつの関係のなかで、お互いに生かし生かされているという真理。このことを知ることができただけでも、自分がこれまで、どれだけ多くの人や自然の恩恵をいただいて生きてきたか、感謝しきれないほどの感動を味わうことと思います。教えを残してくれたお釈迦さまへの思慕と尊敬の念もいっぱいになります。」(「佼成」平成9年3月号)
この<お互いに生かし生かされている><多くの人や自然の恩恵をいただいて>といった教えを学んで気づいたことが智慧であり、それを深く自覚して日常に生かすことが私たち仏教徒の自然体と言えそうです。
そのような方が一人でも増えるよう、万燈布教の一カ月を共に精進して参りましょう。
合掌
- 2020.10.05 Monday
- 19〜東教会長ことば
- 10:38
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- by rkkkinkiosaka