平成30年10月 松本教会長のことば

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     今月の松本教会長のことば

     

     みなさんこんにちは。ひと雨ごとに気温が下がり、秋を感じる季節となりましたが、お元気にお過ごしでしょうか?季節の変わり目はお互いさまに体調管理に留意してまいりましょう。

     

     先月は脇祖さま報恩会がございました。今月は開祖さま入寂会、来月は開祖さま生誕会を迎えます。日々新たに布教伝道につとめ、師である開祖さま、脇祖さまへの報恩感謝を実践にあらわしてまいりたいと存じます。

     

     さて、今月は八正道の「正精進」に焦点を当てご法話を頂戴しました。精進と聞くと、私たちは骨の折れる、苦しいことと考えてしまいがちです。しかし会長先生は、精進というのは、本来、気負って努(つと)めることでも、苦しみに耐えながら励むことでもないと教えてくださいました。

     

     そして「精進」の意味を、「精」の字の2つの意味から「まじり気のない前向きな生き方をすること」「まじり気のない自分本来の力を、まっすぐに発揮すること」とお示しくださいました。「まじり気のない」とは、周りの人に良く見せたいとか、認められたいから頑張るといったような心ではなく、ご縁に振り回されずにすべてを仏さまのはからいと受けとめ、ありのままで偽りや穢れのない心、つまりは「誠実な」ということでありましょう。

     

     そして、桜の木からは梅の花も蓮の花も咲かないように、自分本来の力、本来備わっている力を、周りの何かを無理やり取り込んだりせずに、まっすぐに、素直に発揮していくことだと思います。そして、私たちも絶えず創造・変化する自然の一部ですから、「正精進」とは「天地自然の理(ことわり)に随(したが)って生きるように」と勤(つと)めることをいうのではないかと教えてくださっています。

     

     「天地自然の理(ことわり)に随(したが)って生きる」とは、やはり私たちが出会う人、起こる現象すべてを「仏さまの慈悲のはたらき」と見て、はからいにのって生きること、私たちのいのちの本質は仏性ですから、そのはからいの中で素直に主体的に菩薩行させていただくことではないでしょうか。

     

     

     ただ、私たちには樹木などと違い、好き嫌いや善し悪しなど自分のものさしがありますので、すべてを「仏さまの慈悲のはたらき」と素直に受けとれないこともあります。そのとき、心を真理にそわせていく工夫をこらすことが「精進する」ということだと、会長先生はご著書の『心田を耕す』でご紹介くださった釈尊の詩(し)偈(げ)から、「恥じる」「内省する」「身と言葉を慎む」「過食しない」「真実を守る」「柔和」などの姿勢をとおして、ときどき顔をだす自分のわがままな心を反省したり、懺悔(さんげ)したりしながら本来の自分に帰るのだとお示しくださいました。

     

     これらのすべては佼成会のサンガと共に修行する中にあるといえましょう。その中の「恥じる」では、ご著書の中で「『』は、仏教的に見れば懺悔の入口といえます。自己を見つめ、真理・法を認識すると、無限なるものの前では自分がいかに小さな存在であるかが分かり、そこに羞恥(しゅうち)心(しん)が芽生え、懺悔が生まれます。(中略)大いなるもの、絶対なるものの前にひれ伏さざるをえなくなるのです。」(『心田を耕す』P.269)と書かれています。

     

     サンガの中で、仏さまへの絶対的な帰依心をもって信仰し、仏さまから智慧を授けていただく。そしていかに思いあがり、傲慢な生き方をしてきた自分であるかを感じて恥じる。つまり、「精進」=「心を真理にそわせていく工夫」においては「仏さまに帰依していく人間になっていくこと」が最も大事なことではないかと思うのです。そのように考えると、「仏さまに帰依し、すべてをおはからいと受けとめ、前向きな生き方をする」「主体的に菩薩行をする」「サンガの中で共に修行する」この3つが「精進」のキーポイントであると言えましょう。

     

     今月も報恩感謝の布教を通して、本来の自分、「仏性」に気づく喜びを感じながらサンガの皆さまと共に楽しく、有り難く精進してまいりましょう。合掌



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