平成30年8月 松本教会長のことば

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     松本教会長のことば

     

     夏本番の天気が続いておりますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

     

     先月23日大阪教会は、日本三大祭りの一つである天神祭の前夜祭に、立正佼成会として万灯行進の宮入奉納をさせていただきました。おかげさまで天候にも恵まれ、感動・感激あふれるすばらしい行進でございました。受入れてくださった大阪天満宮さまはじめ、地域住民の皆さま、行進に参加してくださった信者さん、応援してくださった皆さまに深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 

     

     今月は、会長先生より「八正道」の「正行」に焦点を当て、「敬う心と恥じる心」というテーマでご法話を頂戴しました。『佼成』5月号で「正見」をとおして、「真理に照らしてものごとを見る」つまり、仏さまの智慧によものの見方こそ教えに則って生きる基本であり、すべてであると教えてくださいました。その仏さまの智慧に基づき、大きな心で考えることが「正思」であり、仏さまの智慧(真理)にかなう言葉を語ることが「正語」であると、6、7月号で学びました。「正しい」とは「真理に合っている」「仏さまの智慧に基づいている」ことと受けとめられますが、「正行」は身の行い(身業)における正しいあり方のことをお示しくださっています。そして「正思」(意業)、「正語」(口業)と合わせ「身・口・意の三業」の正しいあり方を説かれたものであると教えてくださいました。

     

     仏教では行為のことを“業”といい、行為には心による行為(意業)、言葉による行為(口業)、身で行う行為(身業)があると説かれています。そして身・口・意の三業は心・魂に刻まれ後々まで影響を与えると教えているのです。真理に合っていて、仏さまの智慧に基づいている(正しい)業は善業、その逆は悪業と呼ばれますが、善業を刻むことは私たちが永遠の幸せを得る道なのです。つまり、八正道の「正思」「正語」「正行」をとおして、正しい身・口・意の三業(善業)を心・魂に刻んでいくことこそ人格を高めていくことであり、真に平和で、明るく、楽しく生きることを可能にする唯一の道なのです。また、仏教では魂に刻まれる業のことを「種子識」とも表され、今瞬間々々に生ずる身・口・意の三業はすべて種子識として魂(十二因縁で説かれる「無明」「行」「識」の「識」)に蓄積されると説かれます。さらに“識”こそ私たちの真の主体であり、心の正体であると教えているのです。そしてその主体は今世にとどまらず過去、現在、未来の三世にわたって生成し、向上していくいのちであると「佼成教学」には説かれています。私たちのいのちは生死をくり返し、変化しながらも生き通す永遠のいのちなのです。その「識」「主体」「永遠のいのち」のことを、私たちは魂とか霊魂と呼んでいるのです。私たちが真の幸せを得るためには、魂に善なる種子識(善業)を蓄積していくことです。そのために私たちは生活の中で身・口・意を正しいものにし、さらにその三業に菩薩道を実践しているのです。

     

     さて、今月のテーマである「正行」も真の幸せを得るための正しい身の行いについて説かれたものと言えますが、できればあまり意識しなくても自然とすることなすことが正しいものになればそれに越したことはありません。そこで会長先生はそうなるためのキーワードとして「敬う心と恥じる心」を教えてくださいました。三宝帰依に徹し「仏さまのようになりたい」と仏さまを尊び、敬う心を深めれば、自然と自分の未熟さに気づかされ恥じる心が生じます。すると自ずから神仏の願いに沿った行動を心掛けるようになる、ということです。三宝帰依とは佼成会員にとって、仏さまと仏さまの教えと佼成会サンガの師であり象徴である開祖さまに対する帰依です。

     

     仏さまの教えを学ぶほど自分の未熟さに気づかされます。そして真剣に手どり導きなどの菩薩行をさせていただくと数多くの困難な課題にぶつかり、仏さまのお力の偉大さ、開祖さまのお徳の尊さが身にしみてわかってきます。すると「仏さまのお力を少しでもいただける自分になりたい」「開祖さまのお徳の万分の一でも頂戴したい」と尊び敬い、ご宝前に額ずかずにはいられない心境になります。その信仰は自分の至らなさを恥じる心に通じ、「殺生」「偸盗」「邪淫」などの悪業となるものをなさず、自ずから正行が実践できる人間になれると教えて下さっているのです。

     

     今月は「敬う心と恥じる心」というキーワードをお示しくださりながら、その奥に「深い信仰心」と「菩薩行の実践」をとおして永遠の幸せの道へ導いてくださる会長先生の温かい親心を心に刻み、暑い季節ではありますが、さらに熱い情熱をもって精進して参りたいと存じます。合掌

     

     



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