平成29年11月 松本教会長のことば

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     みなさんこんにちは。肌寒さが日に日に増し、街路樹にも秋の気配を感じる季節になりましたが、お元気にお過ごしでしょうか?

    今月1115日には開祖さまの生誕会を迎えます。私たちには、生みの親、育ての親と共に、導きの親がいますが、その導きの親にも導きの親がおり、その親にも・・・と順々に遡っていきますと、私たち会員全員が一人の親にたどり着きます。どなたにたどり着くのでしょうか。そうです、私たちすべての会員が開祖さまという一人の導きの親に行き着くのです。開祖さまが私たちを導いてくださらなければ、私たちは一人として立正佼成会の会員になることはできませんでした。佼成会を創立し、私たちが100%救われる教えを説き、世界を平和に導く大道を開いてくださった開祖さまと、その教えを弘めて下さった諸先輩方への感謝と、報恩の心で今月も精進させていただきたいと思います。さて今月は、私たち一人ひとりに必ず存在する親に関連して、「親孝行と菩薩行」というテーマで会長先生からご法話を頂戴しました。「孝行のしたい時分に親はなし」ということわざがあるように、親が亡くなってから、生前の親不孝を後悔することがあるわけですが、会長先生は「親孝行に『手遅れ』なし」と教えてくださいました。それはなぜでしょうか。親御さんが仮に霊界にいらっしゃったとしても、親に心配をかけず、安心してもらえるような生き方をすることが大切であり、それを両親がどんなことより喜ばれるからです。まして、元気に暮らす両親にとっては当然のことでしょう。さらにその生き方が、「暮らしの中の一つ一つに、ていねいにとりくむ」「日々を明るく、楽しくすごす」「人に喜ばれることを誠実に行う」ことであれば、なおさらであります。開祖さまは、教団創立61周年記念式典の際に「私が本会を創立した願いは、一人でも多くの人に、法華経に示された人間の生き方を知ってもらい、本当の幸せを自分のものにして頂きたいということでありました。私の努力のすべてはこの願いに発していると言っても過言ではありません」と会長先生の代読でお言葉を述べられました。この『法華経に示された人間の生き方』を会長先生は、分かりやすく「暮らしの中の一つ一つに、ていねいにとりくむ」「日々を明るく、楽しくすごす」「人に喜ばれることを誠実に行う」とお示しくださったのです。立正佼成会の会員である私たちの親孝行は法華経の生き方そのものと言えましょう。さらに開祖さまは「親孝行」と併せて、「先祖供養」「菩薩行」を法華経に示された教えの身近な行いとして教えてくださいました。親孝行は先祖供養とひとつながりですから、本会の教えは「親孝行」と「菩薩行」に集約されます。さらに、「親孝行」とは、「人に喜ばれることを誠実に行う」ことですから、本会の教えの究極は「菩薩行」に絞り込むことができるのです。菩薩行を通して自他のいのちの尊さに触れ感謝できる人間になっていき、自然とそれが生んでいただいた両親への感謝にも通じていくのです。

     立正佼成会は12月を新年度のスタートとしますから、いよいよ来月から創立80周年の年になります。今月のご法話を通して、改めて「立正佼成会は菩薩行する教団である」という原点に返って、創立の願いや親孝行を通して自らのいのちを見つめてまいりましょう。また、佼成会の親である開祖さまへの感謝と仏教の親である仏さまへの思いを深め、報恩感謝の最終月をさらなる布教伝道をお誓いし、精進して参りたいと存じます。合掌



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