平成29年12月 松本教会長のことば

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     今年も1年の締めくくりの月、12月を迎えました。佼成会では、新しい年の準備をする月とされ、12月1日より新年次が始まります。12月は締めくくりとしても新年の準備としても大切な月と言えましょう。また、本年12月より教団創立80周年の記念すべき年がスタートし、100周年に向けての新たな歩みがはじまるのです。その重要な月に、会長先生より「『型』を身につける」というテーマでご法話を頂戴しました。会長先生は、平成30年次の方針の最後に「この記念すべき年に当たり、教団創立100周年に向けて、一人ひとりが、創造的な歩みを進める確たる志を持って、そのご恩に報いてまいりたいと思います。」とお示しくださいました。創造性は変化を伴って、新しいものが生み出されていきますが、スタートのときだからこそ「型を忘れてはいけない」とご指導くださっているのです。なぜ、「型」を身につけることが大切なのでしょうか。私たちは普段、「心を正しくすることによって行動を変えていきましょう。」とご指導いただきますが、一方で「行動を正すことによって心が変化していく」ともいえるのです。この行動を「型」として身につけることによって、思いやりや慈しみを体現し、日々実践することで、私たちは慈悲の心をさらに深く胸に刻み付けていけると会長先生はご指導くださいました。では、私たち信仰者にとっての「型」とは、具体的に何を実践することなのでしょうか。それは「基本信行」に他なりません。『佼成教学』の「基本信行とは(P46)」には、「信仰を深めるための基本となる行を基本信行といいます。“基本”とは、仏教徒としての「型」を身につけることです。仏法を学ぶこと、仏の前に額づくこと、そしてすべての仏性を礼拝することは、仏教徒の基本姿勢といえます」と示されています。つまり、ご法の習学、朝夕のご供養、導き・手どり・法座という「型」を身につけていれば、たとえ少々、心が乱れても、すぐに思いやりや慈しみの心に立ち返れるのです。会長先生は、「『型』は『方便』ともいえますが、しかしそれは即、思いやりや慈しみという『真実』に直結するものです」とご指導くださいました。私たちは、方便がないと変化することはできません。80周年がスタートする今月、基本に立ち返り、今一度しっかりと基本信行を身につけてまいりましょう。

     また会長先生は、思いやりや慈しみの心を反映した「型」は、個性に従って多様であるのが自然であると教えてくださいました。一方で、自分勝手な「型」は、「型」とはいえないともお示しくださいました。例えば、ご供養をさせていただくときは正座が基本だけれども、膝が痛くて正座できない人は、椅子に座ってもよい。ただ、だからといって「ご供養をしない」という自分勝手な「型」は型とはいえないということでありましょう。つまり、自分勝手な「型」をつくらずに、「自分の思い通りにしたい」というわがままな心を抑えるために「型」があるということ。そして、「型どおり」にさせていただくことによって、自分の都合を大切にしがちな私たちが、無理なく「無我」になれる瞬間でもあると受け取ることが大切であると教えていただいているのです。どんなに時代が変わっても、様々な変化があっても基本を大切にし、基本信行を続けていけば、仏さまのような慈しみ深い人になれるという「幸せの方程式」を80年の歴史の中で私たちはいただいてきました。

     平成31年は、大阪教会は発足55周年を迎えます。諸先輩方への感謝の気持ちを忘れず、教団創立100周年に向けて、みなさまと共に心一つにコツコツと精進して参りたいと存じます。合掌


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